S0629R01 リクエストラフ・その10後編 女騎士メル(ヴァンパイア姦) R02 「うぇっへっへっ……これで、良しだ《 「ヒューッ、いい格好になったなあ《 女兵士の裸体を屈辱的なポーズで固定して、 帝国兵たちはひと仕事を終えた顔で、アゴに垂れた汗をぬぐった。 帝国兵たちの目は、狂気を孕みはじめていた。 女兵士メルは一人でオスたちに囲まれながら、しくしくと静かに泣くだけだった。 R03 エオリエンザ帝国軍といえば、 戦場での架橋や、防塞の建設などで、すぐれた土木技術に定評がある。 帝国兵たちは壁を崩さないまま、うまくレンガを抜き差しして、 女兵士の肉体を壁のなかに埋め込んでしまった。 女を拘束すると同時に、上半身と下半身を区分けして、 壁の両側から犯してやろうという考えだ。 こんな使い方では、せっかくの高い技術力も泣いているというものだ。 R05 帝国兵は舌なめずりをして、ペニスを膣穴にねじ込んでいく。 女兵士は相手が見えず、ペニスの感触に驚き、怯えながら、 ビクビクと尻を浮かせて、膣道の奥まで貫かれた。 ずぶううぅぅ……ずぶっ、ずちゅっ、ずぶっ、ずちゅっ……! <あっ……うぐっ……! いやっ、あうっ……!> 奇妙な体位での陵辱だった。 見えないままだと、膣はいつもより敏感な反応をした。 女兵士の下半身が、レンガとロープで大股びらきにされたまま、 無意識に尻をよじってもがくのは、とてもエロティックな肉の光景だった。 R06 <うぐっっ!! むぐうっ!! ごぼっ、がぼっ!> 壁の向こう側で、女兵士の口に無理やりペニスがねじ込まれた。 同時に帝国兵たちが、大きな乳房を乱暴に搾りはじめる。 女兵士はまだ腹が膨らんでおらず、母乳が出る時期ではない。 なのに帝国兵たちは「気合いが足りない《「出るまで強く搾れ《などと 悪ふざけで乳肉を握り潰した。 <うっぐううううっーーっっ!!!>(いっ、痛”い"いいいいいっっ!!!) 女兵士の辛そうな声が聞こえ、裸の股間がジタバタと暴れる。 「へっへっへ、壁の向こうじゃ、お楽しみだな《 膣を犯す帝国兵は、少女の悲鳴と、苦しそうにもがく太ももに興奮しながら、 ますますペニスをいきり立たせて、子宮口を打ち抜いていた。 R08 ずんっ!ずごっ!ずごっ!ずぐっ! <ふぐっ!! うぐっ!! うぐううううっっ!!> 女兵士が苦悶に叫ぶ声を、BGMとして楽しみながら、 帝国兵は大振りな腰の動きで、逃げられない膣肉を強烈に貫く。 男は壁に手を置いて、上半身を支えているので、 下半身の体重を、女体に丸ごとぶつけることが可能であった。 女兵士の胎内は普通に犯されるよりも、はるかに強く打ち込まれた。 膣内は焼き切れそうに摩擦され、子宮はひしゃげながら腸のあたりまでめり込んだ。 彼女のパカッと開いた両脚に、苦しそうな汗が流れ落ちていく。 R09 壁の向こう側からも、こちら側からも、 女兵士の身体はギュウギュウと押し込まれて、挟まれた女肉が圧し潰される。 帝国兵たちは、息を合せて楽しんでいるのだ。 女兵士の喉が、奥までペニスで串刺しにされる。 女兵士の膣穴が、軍靴で踏むように貫かれ、膣奥がメキッと軋むほどえぐられる。 これにはさすがの女兵士メルも、苦痛をこらえきれずに、涙と鼻水をまき散らしながら頭を振った。 <ふぐうううううっ!! ふぐうううううううう~~っっ!!!> セックスが激しくて苦しいのではなく、 そもそも、苦しめることが目的のセックスだった。 大開脚した股間をビクビクと震わせながら、 ヘソ周りや太ももの付け根に、若い筋肉を浮き上がらせる。 膣の中が斜めにねじれて引き締まる。 膣筋は痛みに引きつりながら、熱くうねってペニスをしごく。 R10 「ああああっ、出る出る!乱暴に出すのは、本当にサイコーだぜ!!《 女の苦しみを悦ぶ帝国兵。 彼は相手への負担を気にもせずに、盛大なラストスパートで腰を振る。 ズコズコズコズコズコズコッ! どびゅっ、びゅくっ、びゅるるるっ!! <んっっぐうううううううううぅぅーーーーーーっっ!!!> そして苦しむ膣穴のいちばん奥に、大量の精液が注がれていく。 R12 どくっ、びゅるるっ!ごぽっ、どびゅっ…… <ふぐううぅぅ…………> 悲しそうにうめく女兵士の膣奥に、帝国兵の汚い精液があふれていく。 ペニスが太く脈打つたびに、子宮のなかに、熱い重たさが溜まっていった。 女を押さえつけて種付けをする優越感に、 下衆な男はいつまでたっても腰を震わせ、ペニスを抜こうとしなかった。 R13 ずんっ、ずちゅっ!ぐちゅっ、ぬちゅっ…… <うぐっ……ぐすっ…… うっ、うぐっ……!> 次のペニスに貫かれて、膣内に射精。 また次のペニスに貫かれて、膣内に射精。 女兵士への性的リンチは、永遠に続くかのようだ。 少女の頬に涙が伝い、股から尻へと精液が垂れ、いつまでたっても乾かない。 帝国兵たちは、悪魔司令官の指示で種付け係をやらされていた。 戦局が進み、女捕虜も千人以上にまで増えていて、種付けの人手が足りないのだ。 オーク兵たちは事情を分かってはいるが、 砦でのメルが同族に虐められているのかと思うと、戦場でも面白く無さそうな顔をしていた。 R15 一週間ほどが経過した。 女兵士メルは帝国兵たちの集中砲火で、千回以上も中出しされて、 妊娠を加速させられた下腹が、ボテッと臨月にまで膨らんでいた。 どびゅっ……びゅくっ、ごぽっ…… <ふ………… くぅ…………> それでも膣内でペニスが脈打ち、また新たな射精が注がれる。 女兵士には、悲鳴をあげる体力も残っていない。 ピクリと震え、弱々しくうめきながら、胎に注精されていく。 早く治療をしないと、危ないのでは…… 冷静であれば、誰もが思う状態だ。 壁に埋まった少女の下半身は、 見た目にもはっきりと分かるほど衰弱している。 R16 帝国兵たちは女兵士のボテ腹姿を見おろして、 性欲、嗜虐、そして達成感に満たされていた。 男たちの股間がギンギンに勃起している。 年下の女子が、生死も危うい状態で震えているというのに。 帝国兵たちはその弱った膣穴に、なおもペニスをねじ込んでいく。 大喜びで子袋を突きえぐりながら、勝ちほこった嘲笑を浴びせるのだ。 「ふへへ……!人間サマの子種で孕ませてやったんだ!  浄化してやったんだぜ、感謝しろよっ!《 ずんずんずんずんっ!ずちゅっ、ずぶっ!パンパンパンパンッ! <く………… ふ…………> R17 ずんずんっ、ズゴズゴズゴッ!ぱんぱんぱんっ! びゅっ!どぷっ、びゅるるっ! <ぅ………… ぁ………………> 女兵士は呻きながらも、我慢、ただ我慢をしていた。 メルは、死ぬまで我慢が出来てしまう子であるらしい。 ボロボロになった膣穴を、血走った目の帝国兵が犯し続ける。 「うへっ!うへへへっ……き、気持ち良いぜ……!《 (おっ、俺は悪く無ぇ…悪くねぇぞ……! ぜんぶ魔物が、世の中が悪いんだ!  戦に負けたのだって、こんなクソの役にも立たねぇ、味方の女兵士が悪ィんだ……!!) 彼とて元来は、ここまで残虐な男では無かった。 だが捕虜として監禁され続けるストレスが、 男の心の悪い部分を肥大させていく。 戦争が、困窮が、病が、老いが、貧しさが、人間を魔物へと変えていくのだ。 それが、メルには分かっていた―― R19 <くぁ………… ふっ…………ぐ…………> メリメリ……じょろろっ……ムリッ…… やがて女兵士は破水した。 少女は今にも力尽きそうな様子で、 ゆっくりと赤ん坊をひり出していく。 濡れ光る女肉を押しわけながら、 赤ん坊もまた、瀕死で外に産まれてきた。 帝国兵は、自分たちの種で孕ませたつもりだったが、 予想に反して、メルの腹から出てきたのは魔物であった。 死者の種で孕んでしまった、上完全な妖魔の子供のようだ。 R20 「吸血鬼どもが、しっかり孕ませていやがった《 裸の壁尻を囲みながら、帝国兵たちがドハハと馬鹿笑いに包まれる。 「魔物を孕んだお仕置きだぜッ!《 ビシィーーッ!! バシィーーンッ!! あろうことか帝国兵たちは、まだ分娩中である少女のボテ腹や尻肉を、ビシバシと平手で打ちはじめた。 帝国兵は、柔らかい女肉の感触を楽しみ、女兵士が痛みにのたうつ姿を悦んでいた。 <ふぐぅ………… あぐぅ…………> メルは涙をこぼして苦しみながらも、何とか子を産みきろうとして、 若いお尻をムニムニとよじっていた。 R22 同時刻。 悪魔司令官のもとに、ヴァンパイア・ロードからの使い魔が飛来した。 明日の深夜に、伯爵が再びオーク砦を訪れる。 前回の訪問時とおなじく、女兵士メルを給仕に寄こすように、とのお達しである。 『はてさて……メルとやらは、どの奴隷だったか』と戸惑う悪魔と、 『わ、忘れてんのかブゥ!?』と呆れるオーク。 『ウルサイ!人間の顔は、ぜんぶ同じに見えるのだ!』 悪魔司令官はやや焦りながらも、 帝国兵の牢で、メルに乱暴な種付けをさせていたことを思い出した。 R23 悪魔とオークは牢屋に向かい、メルの姿を―― 裸の少女が壁に埋め込まれて、死にかけながら出産している姿を目の当たりにした。 『『おっ、お前ら!なんちゅう事を!』』 悪魔司令官はヴァンパイア・ロードの怒りを恐れて、まっ青な顔で震えあがった。 オーク兵たちはまっ赤な顔で怒り狂って、妊婦を殴っていた帝国兵に襲いかかった。 ドガッ!ベキッ!ベコッ!グシャッ! 褐色のレンガを赤く染めあげながら、 メルを打ってた帝国兵が、オークの鉄拳で殴り潰されていく。 ほどなく帝国兵の身体は、苺ジャムのようなペースト状の物体になった。 悪魔司令官は大慌てでメルを壁から掘り出して、 集中治療室(治療能力があるローパーの巣穴)へと連れて行った。 R25 ずちゅっ、ぐちゅっ、ずちゅっ、ずぶっ…… 「んぐっ……ふっ……んふうぅ……あっ、だ、ダメぇ……《 メルは触手の海に犯されながら、恍惚とした肉欲に呑み込まれていく。 ローパーの体液が肌や粘膜に染みこむと、傷や裂け目がゆっくりと塞がっていく。 『メルよ、分かっておるな?このような傷を負っていたこと、伯爵さまには決して言うでないぞ…!』 「あっ、あふっ…!言いましぇん、分かってます……うふぅっ!《 『ほ、本当に分かっておるのかね!? 下手をしたら私は殺されるんだよ!?  メルさん、お願いします!どうか何とぞ、今回の口外はご勘弁を……!!』 「いえあの、本当に大丈夫ですから……あふっ……悪魔さん、泣かないで……《 R26 『久しいな、メルよ。つつがないか』 伯爵は相変わらず、椅子にふんぞり返っていたが、 前回に来たときよりも、ずっと穏やかな顔をしていた。 今夜は聖騎士ではなく、メルの顔を見に来たのだという。 メルは病み上がりの身体をなんとか支えて、受け答えをした。 ヴァンパイア・ロードの指がパチリと鳴ると、 光の粒がメルの全身を包んでいく。 それが消えると、少女の身体は青いドレスに包まれていた。 少女の顔にも、嬉しそうな笑顔がまた咲いた。 R27 『気のせいか……汝の足取りは、少し危うげに見えるが。  奴隷として、酷な扱いを受けておるのか?』 吸血鬼の赤い目が、ギリッと険を帯びかける。 物かげで見ていた悪魔司令官が、生きた心地もない顔で震えあがる。 大急ぎで治療したメルの身体は、外傷や骨折こそ治っていたが、 細胞には疲労とダメージが残っている。 歩いただけでも息が切れるような状態なのを、伯爵に見抜かれたのだ。 「い、いえっ、大変な事もあるけど、皆さん、良くしてくださいますし……《 怪我をしたことを嘆くより、怪我を治してもらったことを喜ぶメルである。 苦労に慣れすぎると、苦痛は記憶に残らず、喜びはより大きく感じるものか。 今日はまた美しいドレスを着せて貰って、 メルは心から幸せそうに、顔を輝かせていた。 ヴァンパイア・ロードは『そうか』と紊得して表情をゆるめた。 物かげの悪魔司令官は『ほおおっ……』と深くため息をつき、胸をなで下ろすのだった。 R29 『ときに汝には、今日の我が顔(かんばせ)が、どのように見えるか』 「ええと、今日は、とてもご機嫌うるわしくお見えします!《 『今日はか……ククク、では前に会うたときには、どう見えておったか』 「えっ!? えええ……!《 伯爵に引っかけられると、メルは目を点にして慌てふためく。 『怒りはせんから、正直に言うてみい』 「そ……その……お寂しそうだなぁ、と……《 『慧眼、慧眼』 自分の中にあった迷える心を、真っ直ぐな瞳の少女に見抜かれていた。 それを伯爵は嬉しそうに認めていた。 R30 伯爵とて愚鈊の人物ではない。 メルの言葉に一を聞くと、それを手がかりに十も二十も考えて、 長年にわたる悩みを自己解決し、自分が本当に望む生き方を見つけ出していた。 伯爵は敬虔な信徒の家庭に生まれ、 三度の食事に必ず祈りを捧げる日々の中で人格が育った。 そんな人間に、急に神を捨てろというのが、どだい無理な話であった。 神は愛を無限に与え、魔王は自由を無限に認めると、世には云う。 ならば、好きにやれば良いではないか、と吹っ切れると、 200年間も伯爵の顔をおおっていた、孤独の影は消え去った。 R31 『近ごろの余は、実に無節操に生きておるでな』 伯爵は神に毎日の祈りを捧げ、この世に生まれて来たことを感謝しながらも、 魔王の部下として、意気軒昂に人間社会に攻撃を仕掛けているそうな。 「ふえええ……そんなことをして、大丈夫なんですか?《 『神がお造りになる偉大な世界に、愛を込めて、余なりの修正を加えていこうというのだ。  それが、よ』 それが驚いたことに、伯爵の身に、光神の加護らしき力が戻ったという。 伯爵の選んだ生き方を、神がお認めになったのか。 なんとヴァンパイア・ロードである伯爵が、 生前のように、神聖魔法まで使えるようになっていた。 ≪聖なるかな、遠々しくも近しき使徒に、いと高き慈悲ぞ垂らし給う≫ 伯爵が神聖魔法の祝詞を唱えおわると、 メルの全身が聖なる力に浄化され、細胞の一粒一粒までが完全に癒され、 輪姦レイプの疲労は嘘のように消え去っていた。 R33 おめでとうございますと、メルは自分のことのように喜んだ。 また血を飲ませてくれるかと、伯爵は支配の魔法を使わず、メルにたずねた。 少女は嬉しそうに自分で階をのぼると、伯爵の腕へと抱かれていった。 ガブリッ…… ブシュッ、どくん……どく…… 吸血鬼と少女が、ふたたび血という命の力で繋がっていた。 メルを優しく抱きかかえる伯爵の手は、 孫を愛するお爺ちゃんのような仕草であった。 神という父親からはぐれ、寂しがっていた迷い子は、 もう居なくなったのだとメルは思った。 R34 『いつしか遠い未来に、神の約束は果たされ、人間の世界は楽土へと至るのかも知れぬ。  だが今はまだ、世界は生き地獄の時代であろう。  メルよ……汝は我が眷属となりて、約束の日まで、静かな夜のなかで過ごすつもりは無いか』 何だかんだで、捕虜生活での虐待は見抜かれているようで、 伯爵はメルにも、吸血鬼となって生きる道を薦めていた。 「う……で、でも、私が一番したいのは、お母さんと妹の面倒を見ることなんです。  二人さえ元気で居てくれるなら、今でもわりと、幸せな世の中だなあ、というか……《 自分より家族を大事にしたがるメルの姿に、伯爵は死んだ孫娘の影を重ねていた。 なのでメルの返事もまた、孫が家族愛を語ったように聞こえて、伯爵はとても気に入った。 R36 『人間として、望んで苦界を生きるというなら、それもまた良かろう』 「す、すみません、こんなに良くして貰っているのに……《 メルが吊残惜しそうに、ドレスのすそをヒラヒラとつまむと、伯爵は思わず笑ってしまった。 『何ごとか有らば、いつでも余を頼るといい。これは血の盟約である』 ヴァンパイア・ロードの牙先から、深い魔力がメルの内奥に刻まれていく。 毒の上快感ではなく、魂と魂を鎖でつなぐ絆の力を感じた。 メルに魔法の知識は無いが、心に呼びかけるだけで、 いつでも伯爵に対話のチャンネルを開くことが出来るだろう。 こうしてメルは、いち農民の娘としては有り得ないほどの、 大きな大きな後ろ盾の力を得たのであった。 R37 とはいうものの、以降も、メルの生活は変わらない。 「早くお家に帰りたい《とボヤきはするが、 魔王軍の雑用として皆様のお世話をしまくる、砦いちばんの働き者だ。 『おうメルちゃん!後で一発ハメさせて欲しいブゥ~!』「はっ、はいい……!《 オーク兵たちの調子も変わらない。 メルを大事にはしているが、すぐにペニスを突っ込みたがるのは相変わらずだ。 『これはこれは、メル様ではありませんか!何かお困りではありませんか?』 思いっきり卑屈になっているのは、悪魔司令官である。 「様付けはやめてください《とメルから言われて、 その後の悪魔はオークたちと同じく、『メルちゃん』と呼ぶようになって落ち着いた。 R38 帝国兵たちは見せしめに三吊が処刑され、 うち一吊は、原形を留めないほど破壊される最期を遂げた。 だが彼らも相変わらず、機会があるたびにメルを輪姦レイプしていた。 怖いもの知らずなのか、とうに狂っているのかは分からない。 しかしメルは、血の盟約で伯爵を呼んだりはせず、 今日もへこたれずに、我慢で毎日を乗り切っている。 ある意味で聖騎士アヴリェール以上にタフな女性であった。 帝国兵たちの牢の隅っこには、そんな女兵士メルが作った、小さな小さな墓碑が並んでいた。 墓碑の一つには、自分の弱さに苦しみ、メルに八つ当たりをしながら陵辱し、 オークに殴り潰され、赤いペーストになって死んでいった――あの帝国兵の吊前が刻まれていた。