※連載当時の物語テキストは(演説以外)割愛し、  見出しと新規テキストのみの記載となります。 S0633D101 副団長アヴリェール・まとめ2 D102 オークの野望1期・追加EP5+ 戦場でめざましい活躍を見せるアヴリェール。 彼女が率いる騎士団は、小勢ながらも 非常に高い防御力を誇る。 オークの野望1期において、 人間がわの作戦が破綻していたにも関わらず、 魔王軍は騎士団を撃破するのに八ヶ月を要した。 (騎士団の敗退後、帝国軍と戦士ギルドは  二陣営あわせて四ヶ月で全滅した) D103 しかし敗北は敗北である。 敵軍に囚われた敗将アヴリェールは、 その先、陵辱と忍耐の長い日々を送ることになった。 (ちなみにこのCGは、捕虜になるずっと前に、  ある戦場で起った、豪快なパンモロ事故の直前を描いたもの) D111 オークの野望1期の完結後、アヴリェールは絶大な人気票を得て、 多数のリクエスト絵や追加シーンが作られた。 これは、戦場で捕虜となったのち、くまさんパンツを穿かされたうえ、 味方への晒し者にされてしまったシーン。 (くまさんパンツはリクエストによるIFストーリーであり、  正史のアルメキア大陸には、そういった衣装・文化は存在しません) D115 同じく、オークの野望1期・追加EP12。 異様に大きな仔オークを産まされるアヴリェール。 こちらもリクエストによるシーンだが、 これは正史として追加された。 D118 オークの野望2期においても、 1期のキャラクターで唯一、 メイン登場人物として続投している。 これは第一ステージであった商都ソロトスが、 魔王軍の猛攻によって陥落した時の出来事。 占領下の市民への見せしめとして、 魔王軍はアヴリェールを公開凌辱するが… D141 アヴリェールは民衆の眼前で、 徹底的に陵辱をされ、出産まで強いられた。 「もう人間の世はお終いだ」 民衆たちは騎士団副団長の 無惨な裸体に心を折られた。 絶望の嘆きに沈んでいた。 D142 しかしアヴリェールだけは諦めていない。 女陰部を晒し、肉穴を汚し尽くされても、 彼女は怯まない眼で群衆を視し、 弱き民たちの心を守るための、演説を始めた。 D143 「私がこうして登壇の機会を得られたのは幸いである。  ソロトス市民たちよ、聞いて欲しい。  われら騎士団の不手際によって、  貴君らに不遇を強いていることを詫びたいと」 D144 「しかしながら、決して前を向くことをあきらめず。  今日より明日をみすえ、  ”人間”として生きて欲しいということを」 D145 「明日のために、今日を耐えよう!  大陸の情勢は、つねに流動的である。  十年つづく晴れ日など無く、  十年つづく嵐もまた無いことを、  諸君らはよく知っているだろう!」 D146 「人よ、ソロトスに生きる『人間』よ!  私のこの姿から目を逸らす必要は無い!  なぜならば――」 D147 「ソロトスに生きる『人間』よ、聞け!  『人間』とは!  肉体ではなく、魂の在りようを指す呼称である!」 彼女は叫ぶように言った。 その声の大きさは、俯きかけていた民に 上を向かせるのに十分だった。 D148 「肉体を汚され、踏みにじられて、  奴隷よ、肉便器よと罵られても!  君の魂が何者であるかを決めるとき、  肉体につけられた呼称など、なんの関係も無いのだ!」 D149 「悪魔に惑わされるな!  君が認めるかぎり、君はずっと人間だ!」 アヴリェールが健在な調子で呼びかけると、 民衆の顔に生気がもどり、悪魔の顔は白くこわばっていく。 D150 涙にうるみ、よだれを垂らして火照った顔。 汗だくの巨乳と、精液まみれの女性器。 全身からははしたない発情臭を放ち、 女陰部を大開脚で見せつける肉便器の姿勢。 それでもなお、彼女が叫ぶ声と言葉は、 『人間』以外の何者でもなかった。 彼女は自分の言葉の正しさを、 自分自身の行動によって証明している。 D151 「われわれ人類は―― むぐおっ!?」 ごぼおぉっ! ずっぷ、がっぽ、ずっぷ…! 再びアヴリェールの口に、発情した触手が突っこんでくる。 続けて膣と肛門もズブリとやられた。 D152 ――魔族の妨害が入り、 女戦士は数日間、休み無しで輪姦されて、 演説は一時中断された。 D155 果たしてアヴリェールは、敢然と語り出す。 疲労に鞭打ち、全身の気力を振り絞って。 「くっ……わ、われりゃじんりゅいはっ、  いくしぇんにぇんもにょりぇきしをもちゅのら!  しぇいしょうの節目にゃあくにゃんの時もあったりょお!  滅びしょうにゃ時しゅらあっただりょお!」 (くっ……わ、われら人類はっ、  幾千年もの歴史を持つのだ!  星霜の節目には苦難の時もあったろう!  滅びそうな時すらあっただろう!」 うまく舌が回らないので、可愛らしい感じになってしまっているが、 民衆たちは真剣な顔で聞いていた。 D156 すると急に途中から、 アヴリェールの舌が元にもどった。 「だが、我らは現に生きている!  すなわち我らの祖先はみな、苦難も危機も耐え抜いて、  現代の我らへと命を繋いだのである!  であるならば、いま我々が直面している危機だとて!  耐えて、乗り越えてみせなければ、  父祖にどんな顔向けができよう!?」 D157 闇に邪法があるならば、光には奇跡というものがある。 アヴリェールの体力が、みるみるうちに回復している。 どうやら最高神である光神エリオスが、 直接に加護をもたらしているらしい。 (こりゃ、アカンわ) ついに悪魔もガックリとうな垂れて、 アヴリェールを堕とす事をあきらめた。 D158 「ソロトスに死にゆく者たちよ!  我々は君の名を必ず後世に伝えよう!  ソロトスに生き残る者たちよ!  我々の死に怯まず耐え抜いて、  明日の時代に『人間』を必ず残せっっ!!」 アヴリェールが言葉を伝えきると、 民衆たちは心を強くして目を輝かせた。 オーク達は敬意をこめて拍手を鳴らし、 魔族の司令官もヤケクソな顔でそれに倣った。 D161 後に「ソロトスの誓い」と讃えられたこの演説は、 使者や吟遊詩人の口舌に乗り、 公国・王国の巷間にあまねき広がりを見せて、 魔王軍と戦う人の世を大いに奮わせた。 D162 そしてこの日を境に、次第に彼女は、 「副団長アヴリェール」ではなく、 「聖騎士アヴリェール」と呼ばれるようになっていく。 D164 オークの野望シリーズ 聖騎士アヴリェールまとめ 「人間は敗けぬ――  神よ照覧あれ、悪魔よ刮目するがいい。  私はまだ、ここに居るぞ……!」