序文


この物語は、DameDungeonが書いている”アルメキア戦記”の一部です。
”オークの野望”シリーズと同時進行している、外伝にもあたります。


↓ 主人公であるエルフさんは、こんな人です。





他の作品に比べて、やや軽めのノリで設計したつもりですが、
気がつけば、いつものボテ腹・出産祭りになっております。

この真面目なエルフのお姉さんが、
暗くてせまいダンジョンで
あんな目やこんな目にあう物語を始めましょう。



光神エリオスと魔王バニコス、あい争いて幾千年。
戦さは人間と魔物の肉体を借り、
大陸の至る処で、血液と生命を奪い合う――

そんなアルメキア大陸のド田舎で、
とある女エルフさんが、一人旅をしておりました。

そして人里から離れた森丘に、
地下への小さな入り口が、ひっそりと口を開いています。

女エルフさんは見えない力で導かれるように、そのダンジョンと巡りあい、
しばし立ち止まって考えたすえ、
ただ一人で、闇の中へと踏み込んで行くのです。